マンボウ映画レビュー記

Amazon Prime Videoで見られるホラー映画を中心に、適度にネタバレしつつレビューしています。たまにOVAや小説を取り上げることも。ライブドアブログより移行作業中。

小説

『来る』怪異ぼぎわんVS日本の霊能力者集団!原作との違いが目立つが評価点もあり

ぼぎわんなる怪異と日本中の霊能力者がガチンコバトルを繰り広げる『来る』。 原作は澤村伊智氏の『ぼぎわんが、来る』。第22回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作で、審査員から非常に高い評価を得た作品である。 ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラ…

『天使の囀り』怖いというより気持ち悪い!貴志祐介のホラー小説

近年だと『新世界より』や『悪の教典』で有名な貴志祐介氏が、1998年に書き上げたホラー小説『天使の囀り(さえずり)』。 天使の囀り (角川ホラー文庫) 作者:貴志 祐介 発売日: 2012/12/04 メディア: Kindle版 ホラー小説ではあるが、幽霊などの出てくるオ…

『仄暗い水の底から』同名映画の原作も収録されているホラー小説の短編集

『仄暗い水の底から』と言えば、Jホラー的なジメジメとした陰湿なホラーであり、娘を思う母の愛を描いた感動作でも映画版が有名だろう。 仄暗い水の底から 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video その映画の原作に当たるのは、本作に収録されている『浮…

『残穢』読者も傍観者でいられない、怪談と穢れにまつわるホラー小説

映画化もされた、小野不由美氏の小説『残穢』。 残穢(ざんえ) (新潮文庫) 作者:小野 不由美 発売日: 2015/07/29 メディア: 文庫 直接的なホラー描写はあるものの、本作は「この話を聞いた者は呪われる」という怖い話ではよくあるネタと神道の穢れの概念を踏…