マンボウ映画レビュー記

Amazon Prime Videoで見られるホラー映画を中心に、適度にネタバレしつつレビューしています。たまにOVAや小説を取り上げることも。ライブドアブログより移行作業中。

洋画

『モンスター上司2』クソ上司から解放された3バカが今度は誘拐に手を染める!?

3人のおバカが悩みのタンである上司を抹殺するべく動く姿を、下ネタをたっぷり交えて描いたブラック・コメディ映画『モンスター上司』。 モンスター上司 (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video その続編に当たるのが『モンスター上司2』だ。 ネ…

『CUBE』10月に日本版リメイク公開予定!密室サスペンスの名作

見ず知らずの男女6人が、即死トラップだらけの迷宮CUBEから脱出しようとする密室サスペンス『CUBE』。 密室サスペンスの先駆け的作品であり、低予算ながらも一部でカルト的な人気を誇っている作品だ。シチュエーションスリラーと区分されることもある。 密室…

『メン・イン・ブラック』元ネタの都市伝説を知らなくても笑えるSFアクション

アメリカの都市伝説をモチーフにしたSFアクション『メン・イン・ブラック』。 宇宙人がらみのトラブルを解決する謎の組織メン・イン・ブラックの活躍を描く。コメディ色が強く、難解なSF要素もほぼないので、大人から子どもまで楽しめる作品だ。 ヒット作を…

『おとなの事情』ゲスい笑いだけじゃない!秘密について考えさせられるコメディ映画

7人のお友達グループがお互いの秘密を暴露しあうイタリア映画『おとなの事情』。 2019年7月には世界で一番リメイクされた作品としてギネス世界記録に認定されている。日本のリメイク版『おとなの事情 スマホをのぞいたら』も2021年1月8日(金)に公開予定だ…

『ザスーラ』とんでもボードゲーム再び!ジュマンジの精神的続編は宇宙が舞台

マスの内容が現実になるという、とんでもすごろく系ボードゲームが引き起こす騒動を描いた『ジュマンジ』。 『ジュマンジ』はシリーズ化されており、2017年12月にはアメリカで続編『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が公開された。 ジュマンジ/ウ…

『ジュマンジ』マスの内容が現実になる⁉驚異のすごろく系ボードゲーム

マスの内容が現実になるというすごろくが巻き起こす騒動を描いたアドベンチャー・ファンタジー映画『ジュマンジ』。 原作はアメリカの児童文学作家クリス・ヴァン・オールズバーグの同名絵本だ。そのため、映画もファミリー向けとなっている。 ジュマンジ 作…

『ジェーン・ドウの解剖』グロ描写への嫌悪感と死体の不気味な謎が生み出す恐怖

検死官が身元不明女性の死体を解剖中に異常な体験をする『ジェーン・ドウの解剖』。 リアルでグロテスクな解剖と不可解な事実から生じる不気味な雰囲気は、本作独自の魅力だ。 解剖の描写は人を選ぶが、グロテスク描写への生理的嫌悪感と死体の不気味な謎が…

『メン・イン・キャット』猫になったおっさんの奮闘を楽しむコメディ映画

猫になってしまったワンマン社長の奮闘をコミカルに描いた『メン・イン・キャット』。 タイトルの『メン・イン・キャット』は邦題で、名作SFコメディ『メン・イン・ブラック』の露骨なパロディだ。 メン・イン・ブラック (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディ…

『ポゼッション』悪魔を封じた呪いの箱「ディビュークの箱」の実話が元ネタ

実話を基にしたと主張するホラー映画は多数ある。心霊現象と裁判を取り扱った『エミリー・ローズ』、心霊研究家の経験を映像化した『死霊館』などだ。 死霊館(字幕版) 発売日: 2014/01/29 メディア: Prime Video 『ポゼッション』も同様で、本作で描かれてい…

『マジック・マイクXXL』男性ストリップダンサーの緩い青春ロードムービー

主演のチャニング・テイタムの実体験を参考に、男性ストリップダンサーの苦悩を描いた『マジック・マイク』。 マジック・マイク(字幕版) メディア: Prime Video 続編の『マジック・マイクXXL』はまさかの路線変更を図り、おっさんストリッパーたちの緩い青…

『マジック・マイク』華やかな男性ストリップの世界と裏側の泥臭い現実

華やかな男性ストリップの世界と、裏側にある泥臭い現実を描いた『マジック・マイク』。 主役のマイクを演じたチャニング・テイタムはストリップダンサーの経験があり、彼の実体験が脚本に影響を与えている。そのためか、予告では「実話に基づくサクセススト…

『シャイニング』人の狂気を描いたホラー映画の金字塔

ホラー映画と言われて、どんな作品を思い浮かべるだろうか? 幽霊が人を呪うオカルトホラーだろうか。 『シャイニング』はホラー映画の金字塔と称されることも多く、悪霊も出てくる作品だ。しかし、本作をホラーたらしめているのは幽霊ではなく人の狂気だ。 …

『フッテージ』ダメな部分も目立つが不気味なフィルム映像は評価できる

事故物件で見つけたホームビデオのフィルムが発端となるオカルトホラー『フッテージ』。 主人公であるエリソンの癖が強く、中盤からはホラー演出がびっくり系ばかりになってしまう。そのため、残念なことに万人に勧められる出来ではない。 しかし、フィルム…

『サプライズ』犯人たちを1人ずつ血祭りにしていく女主人公の存在が驚き!

とある理由でサバイバル能力に優れた女主人公エリンが、襲撃してきた犯人たちを返り討ちにするスプラッター映画『サプライズ』。 原題は『You’re Next』で、「次はおまえだ」という意味だ。当初は犯人たちが被害者に向けた言葉だったものの、最終的にはエリ…

『トゥルーマン・ショー』全世界から見世物にされる男の選択は?

離島・シーヘブンを舞台に、全世界から見世物にされている青年・トゥルーマンを描いた『トゥルーマン・ショー』。 非常に評価の高い作品で、1998年度(第56回)のゴールデングローブ賞、1999年のヒューゴー賞とサターン賞を受賞している。 序盤は面白みに欠…

『MAMA』幼い姉妹に執着する悪霊と血の繋がらない母子の愛

幼い姉妹にまとわりつく悪霊の恐怖を描いたホラー映画『MAMA』。 制作総指揮のギレルモ・デル・トロは、『パシフィック・リム』や『シェイプ・オブ・ウォーター』の監督でもある。2019年には『スケアリーストーリーズ 怖い本』も手掛けた。 スケアリーストー…

『クワイエット・プレイス』声を出してはいけない緊張感と家族愛

物音に超反応するモンスターがはびこる世界で、家族愛を描いた『クワイエット・プレイス』。低予算ながらもアメリカ本国では記録的な興行収入を叩き出し、世界的に大ヒットした。 本作の特徴は、音を立ててはいけない緊張感だ。音への恐怖は、全編通して徹底…

『アンフレンデッド:ダークウェブ』ダークウェブの恐怖を描いたリモート作品の先駆け

出来心でノートPCを盗んだ結果、恐怖の一夜を過ごすことになってしまった『アンフレンデッド:ダークウェブ』。 一風変わった作品で、作中ではSkypeやFacebookでのやり取りが映され続ける。リモートドラマの1種といえば、ピンとくる人もいるだろう。 本作は…

『ハッピー・デス・デイ 2U』SF要素と設定の粗がパワーアップ

ホラーと見せかけて実はコメディ要素の強かった、殺人鬼に狙われたビッチが自分の死ぬ1日を繰り返す『ハッピー・デス・デイ』。 ハッピー・デス・デイ (吹替版) 発売日: 2019/11/21 メディア: Prime Video その続編に当たるのが『ハッピー・デス・デイ 2U』…

『ハッピー・デス・デイ』ビッチが殺される1日を繰り返すループもの

殺人鬼に殺される1日を繰り返す女子大生の奮闘を描いた『ハッピー・デス・デイ』。 パッケージやポスターだけ見ると、本格的なホラーやスリラーに思える。しかし実際には、恋愛・SF・ミステリーなど様々な要素を上手く取り入れた、よくばりセットなホラーコ…

『死霊館 エンフィールド事件』実際にあったポルターガイスト現象を映画化

オカルト好きの間では有名な、イギリスのエンフィールドで実際に起こったとされる一連のポルターガイスト現象をテーマにした『死霊館 エンフィールド事件』。 本作は悪霊が恐怖を撒き散らすオカルト・ホラーだが、心霊現象に関わる人々のヒューマンドラマと…

『REC:レック/ザ・クアランティン』狂犬病ゾンビと1つ屋根の下なPOVホラー

ゾンビとPOVを組み合わせた、スペイン発のホラー映画『REC/レック』。そのハリウッドリメイク版が『REC:レック/ザ・クアランティン』である。 Rec/レック:ザ・クアランティン (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video ゾンビになった理由な…

『キャビン』ホラー映画への愛情が詰まったパロディ映画

山奥の小屋(キャビン)を訪れた5人の若者たちを襲う恐怖を描いた『キャビン』。 若者たちが墓から蘇ったゾンビに襲われるという、割とよくあるホラー映画……と思いきや、実際はメタフィクションやパロディを盛り込んだ作品だ。予告を見ればわかるとおり、そ…

『悪魔のいけにえ』チェーンソーを振り回すレザーフェイスから逃げろ!

チェーンソーを持った殺人鬼が、5人の若者に襲いかかるホラー映画『悪魔のいけにえ』。 1974年の映画だが、リマスター版の『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版』もあるため、入手や視聴は簡単だ。 本作の殺人鬼であるレザーフェイスは、2016年にリリースされ…

『ヒューゴの不思議な発明』機械人形から始まる映画にまつわるファンタジー?

駅の時計台で暮らしをしている少年ヒューゴが主人公のファンタジーっぽい映画『ヒューゴの不思議な発明』。 批評家からの評価は高く、第84回アカデミー賞では5部門を受賞した。日本ではヒットし、興行収入が10億円を超えた。 あらすじなどで本作は「ファンタ…

『プラトーン』オリバー・ストーン監督の実体験を元にした戦争映画

オリバー・ストーン監督のベトナム戦争での実体験を元に、凄惨な戦争の現実を描いた『プラトーン』。 戦場の様子はもちろん、アメリカ兵によるベトナム人への虐待・虐殺などの戦争犯罪などが非常に生々しく描かれている。 本作は非常に評価が高い戦争映画で…

『48時間』刑事とチンピラの凸凹コンビが凶悪犯を追うバディ・ムービー

1982年のアメリカの映画で、刑事と囚人がタッグを組んで凶悪犯を捕まえる刑事アクション『48時間』。バディ・ムービーの傑作である本作は、荒くれ刑事とチンピラ囚人の関係性の変化こそが最大の見所だろう。ちなみに、本作はエディ・マーフィーの映画デビュ…

『ザ・バンク 堕ちた巨像』巨大銀行の不祥事という実話を元にしたサスペンス映画

アメリカ・ドイツ・イギリスの共同で制作された、2009年のサスペンス映画『ザ・バンク 堕ちた巨像』。 インターポールの捜査官が、ヨーロッパの巨大銀行IBBCの犯罪行為を暴くために奔走する。 ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館での銃撃戦が印象的で、…

『300 <スリーハンドレッド>』300人の半裸マッチョなスパルタ兵が無双!

300人のマッチョで半裸なスパルタ兵がペルシアの大軍に戦いを挑む『300 <スリーハンドレット>』。紀元前480年に起こったペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品だ。 原作は『シン・シティ』も手掛けたフランク・ミラーによるアメコミで、グラフィッ…

『沈黙のジェラシー』派手な嫁いびりを期待したら肩透かし?

「孫を産んだら嫁は用済み」という計画を企てていた姑が大暴れするサスペンス『沈黙のジェラシー』。 物語は基本的に妻であるヘレンの視点から描かれるのだが、スタッフロールではマーサの名前が一番に出てくる。つまり、制作スタッフとしては姑であるマーサ…