マンボウ映画レビュー記

Amazon Prime Videoで見られるホラー映画を中心に、適度にネタバレしつつレビューしています。たまにOVAや小説を取り上げることも。ライブドアブログより移行作業中。

『クワイエット・プレイス』声を出してはいけない緊張感と家族愛

物音に超反応するモンスターがはびこる世界で、家族愛を描いた『クワイエット・プレイス』。低予算ながらもアメリカ本国では記録的な興行収入を叩き出し、世界的に大ヒットした。

本作の特徴は、音を立ててはいけない緊張感だ。音への恐怖は、全編通して徹底して描かれる。そのため、視聴中に余計な物音を立てないようにしてしまった人もいるだろう。

反面、いろいろとツッコミどころも多い。設定や物語の粗をどこまで許容できるかで、本作への評価は変わるだろう。

 


『クワイエット・プレイス』本予告

 

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『アンフレンデッド:ダークウェブ』ダークウェブの恐怖を描いたリモート作品の先駆け

出来心でノートPCを盗んだ結果、恐怖の一夜を過ごすことになってしまった『アンフレンデッド:ダークウェブ』。

一風変わった作品で、作中ではSkypeFacebookでのやり取りが映され続ける。リモートドラマの1種といえば、ピンとくる人もいるだろう。

本作は、2014年に制作されたホラー映画『アンフレンデッド』の続編だ。

アンフレンデッド(字幕版)

アンフレンデッド(字幕版)

  • 発売日: 2016/12/09
  • メディア: Prime Video
 

しかし、共通点は物語がPC上で進む点だけ。前作は幽霊、本作は犯罪者集団を取り扱っているため、気になったほうだけ見て問題ない。

 


映画『アンフレンデッド:ダークウェブ』予告編

 

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『ハッピー・デス・デイ 2U』SF要素と設定の粗がパワーアップ

ホラーと見せかけて実はコメディ要素の強かった、殺人鬼に狙われたビッチが自分の死ぬ1日を繰り返す『ハッピー・デス・デイ』。

ハッピー・デス・デイ (吹替版)

ハッピー・デス・デイ (吹替版)

  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: Prime Video
 

その続編に当たるのが『ハッピー・デス・デイ 2U』だ。前作よりSFとヒューマンドラマの要素が強くなっている。パラレルワールドに関するツリーの葛藤は、定番ながらも本作の見所の1つだろう。

しかし、SF要素が強まったせいで、設定の粗が前作以上に目立つようになってしまった。

 


『ハッピー・デス・デイ 2U』予告編

 

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『ハッピー・デス・デイ』ビッチが殺される1日を繰り返すループもの

殺人鬼に殺される1日を繰り返す女子大生の奮闘を描いた『ハッピー・デス・デイ』。

パッケージやポスターだけ見ると、本格的なホラーやスリラーに思える。しかし実際には、恋愛・SF・ミステリーなど様々な要素を上手く取り入れた、よくばりセットなホラーコメディだ。

映画の面白さとは関係ないが、困ったことに一部登場人物の名前が吹替版とユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンのサイトで微妙に異なる。

どちらに従えば迷ったが、この記事では主要登場人物が網羅されているWikipediaの表記で統一した。

 


『ハッピー・デス・デイ』予告編

 

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『死霊館 エンフィールド事件』実際にあったポルターガイスト現象を映画化

オカルト好きの間では有名な、イギリスのエンフィールドで実際に起こったとされる一連のポルターガイスト現象をテーマにした『死霊館 エンフィールド事件』。

本作は悪霊が恐怖を撒き散らすオカルト・ホラーだが、心霊現象に関わる人々のヒューマンドラマとしての側面もある。

監督を務めるのは、残酷表現と練り込まれたシナリオで大ヒットした『SAW』シリーズのジェームズ・ワン。本作では残酷表現は鳴りを潜めているが、シナリオの作り込みは健在だ。

ソウ (字幕版)

ソウ (字幕版)

  • 発売日: 2017/10/10
  • メディア: Prime Video
 

死霊館』シリーズの2作目のため、前作を見ていないとわかりづらい描写も序盤に少しだけある。しかし本作だけでも十分楽しめるので、ホラー好きはぜひ見てほしい。

 


映画 『死霊館 エンフィールド事件』本予告【HD】2016年7月9日公開

 

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『REC:レック/ザ・クアランティン』狂犬病ゾンビと1つ屋根の下なPOVホラー

ゾンビとPOVを組み合わせた、スペイン発のホラー映画『REC/レック』。そのハリウッドリメイク版が『REC:レック/ザ・クアランティン』である。

Rec/レック:ザ・クアランティン (字幕版)

Rec/レック:ザ・クアランティン (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

ゾンビになった理由など設定に差異はあるが、シナリオはほとんど一緒だ。そのため、オリジナルのファンからすると物足りないかもしれないが、『REC/レック』シリーズ初心者なら十分楽しめると思う。

 

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『キャビン』ホラー映画への愛情が詰まったパロディ映画

山奥の小屋(キャビン)を訪れた5人の若者たちを襲う恐怖を描いた『キャビン』。

若者たちが墓から蘇ったゾンビに襲われるという、割とよくあるホラー映画……と思いきや、実際はメタフィクションやパロディを盛り込んだ作品だ。予告を見ればわかるとおり、そういった作品であることを全面的に押し出している。

作品の性質上、海外のホラーやモンスター・パニックなどの映画に慣れ親しんでいる人のほうが楽しめそう。

 


映画『キャビン』予告編

 

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