マンボウ映画レビュー記

Amazon Prime Videoで見られるホラー映画を中心に、適度にネタバレしつつレビューしています。たまにOVAや小説を取り上げることも。ライブドアブログより移行作業中。

『ストレンジャー・コール』女子高生を狙う殺人鬼の恐怖!元ネタは都市伝説

女子高生のジルは、医者であるマンドラギス先生の家でベビーシッターをすることになった。

夫妻が出かけてしばらくすると、警報システムの誤作動、不審な電話などがあり、ジルの不安が増していく。

やがて男は電話越しにこう言った。「お前の血を浴びたい」と――。

 


ストレンジャー・コール - 予告編

 

 

北米の都市伝説が元ネタ

本作『ストレンジャー・コール』は、ベビーシッターのバイトをすることになった少女の一夜の恐怖を描いたスリラー作品だ。

北米で有名な都市伝説「The Babysitter and the Man Upstairs(ベビーシッターと2階の男)」をもとにしている…というか基本的な流れはそのまんま。

 

1時間以上、視聴者をビックリさせるだけ

薄暗い雰囲気と不穏なBGMで不安を煽り、音でびっくりさせるも、原因は猫や冷蔵庫の製氷機などで実はたいしたことはなかった、という展開が続く。

犯人からの気持ち悪い電話やBGMなどの雰囲気はいいものの、1時間以上は直接的な殺人や死体の描写がないため、人によっては退屈かもしれない。というか、この作品のレビューではこの点がよく批判されている。

 

エンディングは一見の価値あり

本作の一番の見所は、衝撃的かつ現実的なエンディングだと思う。

事件はあったけど最終的には(少なくとも)主人公は助かったのでハッピーエンド、みたいな作品に真っ向から喧嘩を売っていくスタイルは、個人的にすごく好き。賛否は分かれるだろうけど。

とはいえ、ハッピーエンドが多くある中で、たまにこういうエンディングの作品があるからいいのであって、この手のエンディングばかりだと気が滅入るが。

 

エンディングは好きなのだが…

まとめると、本作を見る上で重要なのは、退屈な序盤をいかに凌ぐかだろう。事件が動くまでながら見して適当に内容を把握するか、いっそ1時間くらいスキップするのがいいかもしれない。

が、それだと個人的に気に入っているエンディングを見てもらっても、あまり何とも思わないかもしれないという、また別の問題があるのだけれど。

 

ストレンジャー・コール (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
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